
Webサイトの表示速度をアップさせたいけど、簡単にできる方法はないかな?
セキュリティ対策をしたら表示速度が遅くなった。何とかしたい!
「自分のブログやWebサイトをたくさんの人に閲覧してほしい」
と考えると、
「表示速度を高速化したい!」
と思いますよね。
ただし、セキュリティを全く考慮していないと
閲覧してくれた人にウィルスを配布してしまう
可能性があります。
本記事を読むと
がわかります。
本記事を書いた僕は、
- インフラエンジニアとして20年以上のキャリア
- 情報処理安全確保支援士の国家資格
- マルウェア感染経路を調査し対応してきた経験
があります。
具体的には、
- レンタルサーバの高速化機能
- WordPressテーマの高速化機能
を使って、
簡単に表示速度をアップさせる方法
を本記事に書きました。
【本記事の内容】
・WAF有効でも速度維持!WordPressの高速化チューニング
Web表示速度を最優先し、セキュリティをおろそかにしてはいけない理由
WordPressブログに関する情報や、
Webサイトを開設する情報は、
インターネットで検索すればかなりの数がヒットしますよね。
それらのサイトの多くが
- レンタルサーバの開設手順
- WordPressのインストール手順
- SEOを向上させるためのWeb閲覧速度の高速化手順
という内容がほとんどだと思います。
僕はインフラエンジニアで、
セキュリティに関する仕事をしてきました。
インターネット上には
Webサイトを閲覧しただけでウィルスやマルウェアに感染する
ケースがあります。
そのウィルス配布サイトが、
もしあなたの運営しているWebサイトだったら・・・
「信頼度がガタ落ち」
してしまいますよね。
こういうWebサイトの多くが、
必要なセキュリティ対策をしていない
ことがほとんどです。
つまり、、
Webサイトの運営をしっかりしていないと、
ハッカーに狙われて、
ウィルスを配布する加害者になってしまいます。
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Webサイトの脅威は
情報処理推進機構(IPA)も注意をうながしています。
図1:ウェブサイトで起こるトラブル【出典:IPA「ウェブサイト運営者のための脆弱性対応ガイド」】
この図にはWebサイトのトラブル事例が示されています。
このトラブル事例の中でも
被害がかなり大きくなるケースは2つあります。
- Webサイトが踏み台にされ、他のWebサイトを攻撃
- Webサイトがウィルス配布サイトになり、閲覧者がウィルスに感染
このような事態にならないようにするため、
Webサイトを運営する際は
セキュリティをおろそかにしてはいけません。
つまり、、
セキュリティとレスポンス(表示速度)のバランス
が重要となります。
WAF有効でも速度維持!WordPressの高速化チューニング
WAFは、Web Application Firewallのことをいいます。
まずは下図を見てください。
図2:FWとWAFのち外【出典:IPA「Web Application Firewall (WAF)読本」】
この図の中にあるファイアウォール(FW)は、
セキュリティ対策の基本です。
FWはレンタルサーバ会社が必ず構築しているので、
安心してください。
WAFは
FW通過後のWebサーバにアクセスするまで
のところで動作します。
セキュリティ対策の基本は、
WordPressのようなソフトウェアに脆弱性が見つかった場合、
速やかに修正プログラムをインストールすることです。
しかし、修正プログラムが提供されるまでに時間がかかったり、
脆弱性そのものが未知だったりします。
WAFはこのような状況で有効に働いてくれます。
WAFの設定については、次の記事に詳しく書いてます。
それでは、
- レンタルサーバの高速化機能
- WordPressテーマの高速化機能
を使った設定手順を説明します。
本記事では、
- レンタルサーバ:XSERVER(エックスサーバ)
- WordPressテーマ:Cocoon(コクーン)
を使った事例で説明します。
他のレンタルサーバやWordPressテーマでも、
ほぼ同等の機能があるので、
必要に応じてマニュアルをご参照下さい。
設定手順
レンタルサーバの高速化設定
1.エックスサーバーのサーバパネルにログインし、「Xアクセラレータ」をクリックします。
2.自身のブログサイトの独自ドメインを選択します。
3.「XアクセラレータVer.2」を選択し、「確認画面へ進む」をクリックします。
4.確認画面が表示されるので、「変更する」ボタンをクリックします。
WordPressテーマの高速化設定
1.「Cocoon設定」の「高速化」をクリックします。
2.「ブラウザキャッシュの有効化」をクリックします。
3.「HTML縮小化」「CSS縮小化」「JavaScript縮小化」をクリックします。
4.「Lazy Loadを有効にする」をクリックします。
5.「JavaScriptをフッターで読み込む」をクリックし、「変更を保存」をクリックします。
以上で簡単な高速化の設定は完了です。
WAF有効かつ、本記事の高速化を実施した後の速度テスト結果
WAFを有効にしたまま、
本記事の高速化を実施した結果は以下となります。
モバイル
PC
本記事は以上となります。
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